事業紹介

「沈殿するインク」も使用できるTシャツ専用プリンター

「Tシャツ1枚1枚にオリジナルのイラストや写真を印刷することを事業化したい」というスタートアップのご要望に応えるために開発されたのが、当社のTシャツ専用プリンターです。同プリンターは、欧米やオセアニアを中心に約4,000台が販売され、フードプリンターに次ぐ当社の看板製品になっています。

インクジェットプリンターは、通常白い紙に印刷することを前提にしています。Tシャツの場合、生地の色が赤や黒などの場合もあるため、白色インクを使った印刷が求められました。しかし白色インクの主原料である酸化チタンは重いため、インクボトルの中に沈殿して目詰まりを起こし、インクヘッドを2～3日でダメにしてしまいます。そこで当社では、ボトルの中でインクが循環する機能を開発。この問題を解決しました。

環境負荷低減を実現するレジンプリンター

工業製品やパッケージ、サイン、ディスプレイ、横断幕など、印刷素材と印刷面との間に高い密着性が求められる印刷物の場合、これまで有機溶剤系のインクが使用されていました。しかしSDGsなどの考え方が広まり、環境負荷の低減が印刷業界にも強く求められるようになっています。

そこで当社では水性顔料インクを使用したレジンプリンターを開発し、急速に普及が進んでいます。レジンプリンターは、水の中に顔料と一緒に樹脂が溶け込んでおり、印刷時に熱で乾燥させることで樹脂が顔料を包み込みながら印刷素材に定着。時間が経つほど、接着強度が高まっていきます。
有機溶剤を使用しないので、環境や人に負荷が少ないことはもちろん、印刷したばかりの状態であれば水や石鹼で簡単に洗い流せるため、失敗してもやり直せる利点も評価されています。

ハード、ファームウエア、ソフトウエアすべてお任せください

プリンターを開発する上で必要とされるのが機械部分であるハードウエアと、それをコントロールするファームウエア、そしてパソコン上で作業を進めるソフトウエアの3つの技術です。当社では、これらのすべてを自社内で開発・調整することができるため、効率的に開発を進めることができます。

試しにこのインクで印刷してみたい、というご要望も承ります

現在インク業界では、水性と溶剤の中間の特性をもつインク、導電性インク、メタリックインク、見る方向によって色彩が異なる構造色インクなど、非常に多様なインクが開発されています。それらのインクの中には用途が決まっておらす、アイデア次第で画期的な使用方法がみつかるものも含まれていると考えられます。

当社のフラットベッド型インクジェットプリンターは、構造がシンプルなため、さまざまなインクに対応できるメリットを持っています。基本的に、インクの物性値が当社のプリンターに入るものであれば印刷することが可能です。さらに、インクの渇きやすさ、沈殿しやすさ、あるいはヘッドクリーニングの必要回数などの条件に応じて、インク、プリンター、ヘッド等を社内で調整・開発。新インクで印刷をしたいニッチマーケットや新規事業分野などにも製品をご提供することができます。

開発までのフロー

新たなプリンター開発をご希望の方は、お電話やお問い合わせフォームなどで、お気軽にお問い合わせください。

1. お問い合わせ
2. ご相談
3. お見積もり
4. 開発
5. 試し刷り
6. 調整
7. 納品
8. アフターメンテナンス

お気軽にお問い合わせ下さい。

マスターマインドでは、お客様の様々な「印刷したい」を叶えたいと考えています。まずはあなたの希望を聞かせて下さい。